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特別刑務所(仮)

第4章 刑罰。

「九条君。何を優しくしている?鞭打ちで裸にまでしたんだ。狙う場所ってものがあるだろ?貸しなさい。」
「・・・・・・」

九条は黒スーツの男に鞭を渡す。
その男は丸々太った小柄な男。鞭を手渡されにやにやしながら歩み寄る。

「や、やだ、もう・・・」
「後22時間君はこの刑を受けなければならないのだよ。」

そう言うと男は鞭を俺の局部に振り落とした。
声にならない。
意識が飛ぶ。
数回同じことを繰り返され意識を手放しかけた、そのときだった。頭から氷水をかけられた。

「いっーー」

11月の寒空、それも裸の人間に0℃以下の水はこたえる。それになによりも傷口に染みる。

「気絶なんてされちゃ困るよ?これは刑罰。痛みを負い、24時間耐え、そして罪を認め、悔い改める。ルールを守らない悪い子にはこれくらいしなきゃね。それじゃあ、みんなもそろそろ良いよ。しっかりやってね。じゃないとダメだよ?」

そう言いその男は九条に鞭を渡し数人の黒スーツの取り巻きたちと帰っていった。

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