テキストサイズ

特別刑務所(仮)

第22章 瀬川。

駅を降りたときから思っていたが田舎だ。
駅周辺こそ街灯があるものの、だんだんと街灯が減り、家も無くなっていく。そのせいか異常に暗い・・・


「あ、あそこ!あの公園かな?」

辺りを見渡すと民家は3軒ほど・・・
ただし、明かりはついてない。

「ここで良いか。」
「え?」

俺の言葉に振り向くその人に俺はカッターを突き刺す。
一瞬の出来事に理解が追い付かず固まっていたが、痛みを脳が感じたのだろう突然うずくまり、泣き叫ぶ。


「ごめんね、おねーさん。」
「な、んで?」
「んー?これはあくまでひとつのプロセス。俺は誰にもばれずに殺害が今後できるかって言うね。」
「・・・意味、わか、んない」
「凡人には難しいね。もう、バイバイ。」


そう言って俺は刺さるカッターを抜く。
だんだんと、弱っていく彼女はいつのまにか息をしていなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ