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特別刑務所(仮)

第23章 政府。

「瑠依。早く戻ってこい。あと3秒」
「ちょ!い、今戻る!」

秒読みをされ仕方なく戻る。
俺に続き狩野と瀬川も戻ってくる。

「九条さん、和は?」
「駒なら、そこ」
「希沙?何してたの?」

九条の指差す先にいる駒場さんは完全に怒っている。

「か、和あのね。俺も・・・俺たちもなにか・・・その」
「言い訳はどうでも良いよ。覚悟はできてるんだよね?」

その言葉で完全に空気が冷える。

「ま、いいや。とりあえず戻るぞ。」
「九条。罰ならなんでも受ける!だから、お願い!佐野と木下さんがずっと一緒に・・・
うんうん。俺も九条と離れたくない!」
「瑠依・・・」


九条は俺の前に歩いてきて目線を合わせるように少し屈む。

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