テキストサイズ

特別刑務所(仮)

第23章 政府。

「俺たちの考えは犯罪者じゃない人間が、この国の根本的政策が間違っていたと、その政策が失敗し結果犯罪者が出たと訴えてくれるように動いている。」
「そう言うこと。木下は練なら俺の意図に気づいてくれると思うんだけどーとか言ってたから、佐野は佐野で動いてると思う。」

つまり、俺たちが行動をしていたらもしかしたら
し、死んでた?

「わかったか?あのときお前たちが脱走してたことに気がつかなかったら今ごろ死刑台の上にいたかもしれないってことだ。」
「ご、ごめんなさい・・・」
「たく、無事だったからよかったものの。」
「心配してくれたの?大好き!」
「俺も瑠依は好きだけど、お前たちにはこれから罰を受けてもらうぞ」


あー、やっぱりそうなるのね?
何されるんだろ?
もう、あんな仕打ちは懲り懲りだったんだけど・・・

「駒、三人とも拘束して。連れていくよ」
「ああ。希沙手出して」
「ごめんなさい。ごめんなさい・・・」
「もう怒ってないから。ほら」

ぎゅっと、瀬川を抱き締め落ち着かせる。
死んでたかもしれない。心配だったからこそ、あんなに怒ってたんだね。
駒場さんに抱き締められ大人しく手を差し出し俺たち三人は連れていかれた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ