テキストサイズ

特別刑務所(仮)

第24章 罰再。

「二人は、大丈夫だったの?」
「あまり良いものではなかったけど・・・」
「まー、とりあえずは。」

二人の反応と実体験でそれ相当なものとわかり、その後は聞くこともなく三人でこれからどうするか話すことにした。


「俺たち釈放されるまで何もできないのかな?」
「佐野や、九条達に任せるしか・・・」
「・・・・・・」

踞りながらどうしたものかと考えるが何も頭に浮かばない。

「そういえば、今何時なんだろ?刑罰って本来なら24時間だろ?」
「そういえばそうだな。」

ふと、部屋を見渡す。
部屋の中は明かりこそついているものの窓はおろか時計もない。
実際この部屋に入れられてどれくらいたったのかもわからない。


「なんか、時間がわからないって結構苦痛だね。」
「確かに・・・」


正直今が夜なのか朝なのか全くわからない。
せめてそれくらいわかればいいんだけど・・・

ストーリーメニュー

TOPTOPへ