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特別刑務所(仮)

第24章 罰再。

あれからしばらく他愛もない話で盛り上がり寝るには寝たものの、ずっと頭上で光る明かりと、外が見えず時間の感覚が鈍っているせいで寝ても覚めても体がだるい。

「ふー。今は何時なんだろう。二人ともよく寝るな・・・」

目が覚めてしまい、一人部屋を見渡す。
九条たちが出ていったその扉を見つめながら、しばらく固まっていると瀬川が目を覚ました。

「ん、あれ?るーちゃん起きてたの?」
「え?ああ。うん。時間がわからないと眠さとかわからなくなるな。」
「そーね。俺の腹時計的にはもうすぐ24時間が過ぎると思うんだけど・・・
はー。お腹すいた。」


そう言えば俺たち昨日の朝飯から何も口にしてない。

「瀬川のせいで腹がすいたの自覚したら、食べたくなってきた・・・」
「あはは。ごめんごめん。
ここでたらとりあえず和の作るケーキをホールで食べたい。」

相変わらずの甘党だな。
ホールって、そりゃー食べられなくはないけど・・・

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