テキストサイズ

特別刑務所(仮)

第24章 罰再。

「るーちゃんは?何食べたい?」
「俺?俺はー九条の作った普通のご飯」

なるほどねー。と、瀬川が納得していると狩野も目を覚ました。

「んー!」
「おはよー!ゆうちゃんは何食べたい?」
「え?」

起きたての狩野に唐突に質問をぶつける。
なんの話かと目を丸くし俺に向かって首をかしげる。
そんな狩野に一通りの説明をすると理解したように瀬川に向きなおたった。

「そーだな。清臣が作るピザ!」
「ピザ!俺も食べたい!」
「チーズビヨーンってのびるの食べたい!」

ピザの話で盛り上がっていると余計にお腹が空いた。

「お腹すいてるときに食べ物の話は禁物だね。」
「だな。妄想が止まらない・・・」

俺たちは食べ物の話をやめることにし、とりあえず後どれくらいで外に出られるかと予想をたてる事にした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ