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特別刑務所(仮)

第27章 理由。

「な、なに?!」
「いや、あいつあれで結構しつこくてさここを無くさせたら一生嫌がらせのように付きまとうって言ってその日から5日間程ストーカーしてたらしい。」


思わず想像してしまう。
あー、何となくわかる気がする。

「でもそれだけなら寧ろ木下さんを近づけないような・・・」
「ま、結論的に言えばあいつの母親が極度の息子愛だから、あいつの希望は多分もともと罷り通るところにあったんだろうけど」
「え?そうなの!?じゃあ無駄にストーカーしなくてよかったんじゃん?」
「・・・・・・趣味だろ?」


俺が思わず九条を凝視すると嘘だよと言う。
いや、でも・・・
人の嫌がることを本気で楽しみながらやりそうだと思ってしまった。

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