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特別刑務所(仮)

第27章 理由。

「あ、でも例え木下さんのお父さんが偉かろうと政府の上の人たちは認めないでしょ?」
「そーね。だから俺も木下に詰問したらあいつ駒に頼んだって言うんだよ。」

駒場さん?
余計わからない・・・

「駒に薬を作らせて、新しい政府の連中に、それも中枢にいる5人の奴等に投薬したらしくって・・・」
「・・・・・・」
「まー、想像に任すけど、それをカメラで納めて弱味を握ったらしく・・・」

あー、理解。
木下さんは本当に佐野のためならもう犯罪もおかすのね・・・

「九条が木下さんの立場なら俺のためにどこまでしてくれる?」
「瑠依のためなら?」


そーだなー・・・と、言い俺を見る。

「なにもしてくれないの?」
「んー・・・ま、犯罪もじさないかもなー」
「九条が言うと本当っぽいから怖いな」


しねーよと笑いながら俺の前髪を全部三編みし終えると、ソファーから立ち上がり俺の食べ終えて食器を片付ける。

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