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体をもう一つのモニターに向けられる。

「これが貴様がこれから暮らしていく町。特別刑務所だ。刑務所とは名ばかりの町。これからこの町のルールを見せる。一字一句間違えずに暗記をしろ。」

モニターにはまるで今まで暮らしていた町と変わらない町が写し出されていた。そしてこの町のルール。
それは間違いなく覚えられるような量ではない。

「・・・・・・以上がこの町のルールだ。」
「・・・この莫大な量はさすがに覚えられませんがこれだけは覚えておいてください。」

ややあって、モニターの女が告げる。

「特別刑務所内ではあなた専属の刑務官がいます。その刑務官の言うことは絶対に守ってください。それだけ守っていただければ基本的に問題はありません。わからないことは専属の刑務官がお答えします。それではよい更正プロジェクトになりますよう、私も心より祈らせていただきます。」

そう言うとモニターは暗い画面に切り替わった。