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特別刑務所(仮)

第2章 入館。

「さて、この扉を開け長い長い廊下を進めばいよいよ入館だ。そこで貴様の専属刑務官殿がお待ちだ。」

どうでもいい。今の状況さえ打破されればどこへだろうと関係ない。
特別刑務所?自由が待ってるなら喜んでいってやるさ。

「これより、拘束を解除し特別刑務所の服を着てもらう。私物等の持ち込みは一切禁じられているのでここに置いていってもらう。」

ふーん。これ外れたらひとりぐらい殺るか。
どうせ刑務所に行くわけだし、ストレスたまってるし。

そんなことを考えていたのつかの間、構えっ!という声と共に何十人という武装集団が俺を取り囲み銃口を向けてきた。

「下手な行動は身を滅ぼす。服を脱げ。」

なるほどね。
俺は指示通りおとなしく着替えを済ませた。
そして、あることに気がついた。

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