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私は官能小説作家の素材

第3章 再び

「ゴメン、ちょっと待って」


引っ張っていたパーカーは私の手からスルリと抜けて、暖かみが無くなる。


「うぅ……」

いつも風邪を引くと、不安で一杯になって涙が出てくる。


「…っ!な、泣いてるのか……?」

不安になったケイスケも動揺を隠せなくなり、あせあせしている。でも、私は返事もせず、身を任せ眠りにつく。





目が覚めると、ケイスケが目と鼻の先にいて身体が少し驚く。


「口開けろ」


いつもの怖い口調は、治っていないけど私は、それに従う。

口を小さく開けて、待つと



「ん………!!!」

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