テキストサイズ

私は官能小説作家の素材

第1章 訪問

「すず。その名前で呼ぶなよ」

さっきまでそっぽ向いていた顔が真剣な表情となってこちらを睨みつけていた。


「んふふ。ごめんねぇ、つい言っちゃったわね」

ニヤニヤ笑っているすず子は、ちょっとSっぽい。


「まあ、帰るわ。またね、真菜ちゃん☆」

すず子はウインクをして帰っていった。

あのパーカー一丁で、でたら普通に捕まりそう、と思いながらも愛想笑いで見逃した。


「・・・」

両方に張り詰めるのは、静寂。


すごく話かけづらい…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ