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私は官能小説作家の素材

第6章 束縛の証

「……神屋着いたけど」


自問自答しているうちに着いてしまったようだ。退屈にさせてしまったかも…。

「あっあ…!すみませんっ…。ってここは!?」


「見たらわかるだろ。遊園地だ。デートスポットっぽいと思って…」


私の目がキラキラ光って、ケイスケは少しというか、かなり呆れていた。と言っても微笑んではいたが…。



「ケイスケは、女心お見通しですね。素敵です」

「ま、書いてるだけあるだろ…」


引かずに主張できるのは貴方らしいですけども…。



すぐに車を止めてもらって行こうとすると、


「今日はカレカノだからな」


といって手をつなぐ。

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