
幼なじみから始まった
第4章 久しぶりの突然の再会
実果と知り合うきっかけは、2年前。
足が悪いのか、よろけながらでも少しずつ歩いてる実果を見た時、目が離せなくなってた。
当時の俺は高校にもまともに行かず、中学からのツレとだらだらと座り込んで喋ったり、バイクで走りまわって親に迷惑かける・・・そんな事の繰り返しだった。
いつもなら実果みたいなヤツは、からかいの対象で・・・車が突っ込んできた時は、俺は腕を掴んで助けてた。
小刻みに震える実果を思わず抱きしめようと、手を伸ばした瞬間‼
逆恨みした男が警察の手を振り切って実果を突き飛ばした。
『お前が居なかったら、捕まらなかった‼足が悪いくせに歩くな‼死ね‼』
突き飛ばされて暴言を浴びせられた実果は・・・入院。
一週間くらい言葉が出なかった。
毎日、泣いてた。
病室の前までは行けたけど、中に入る勇気が出なかった。
リハビリしていないって聞いた時、思いきって病室に入った。
実果は、びっくりしたような顔で俺を見たけど、すぐに笑顔になって
実果「来てくれてありがとう。助けてもらったのに、お礼も言わなくてごめんなさい。えっとぉ望月実果です。よろしくお願いします。」
と、ニッコリ笑う実果が可愛くて・・・。
涼介「お、俺、田山涼介。」
実果「毎日お見舞い来てくれてたんでしょう?ありがとう。」
バレてる・・・ちょっと恥ずかしい。
涼介「足どう?」
実果「また、リハビリしなきゃいけないかも(笑)」
涼介「足・・・もとから?」
実果「ううん。小さい時に幼馴染みが男の子ばかりだったから、よく一緒に遊んでたんだけど、木登りしてて私が落ちたの。そんなに高いところじゃなかったんだけど・・・。」
涼介「そうなんだ。」
実果「高校生になってから歩くのが、少し辛くなってきたから思い切って手術したの。」
涼介「俺、リハビリ付き合うよ。」
実果「学校は?」
涼介「えっ?」
実果「だって高校生だよね?」
涼介「あっ、俺ほとんど学校行ってないし・・・今さら行っても・・・。」
実果「もったいないねぇ。じゃあバイトで忙しいんじゃ・・・。」
涼介「してない。」
実果「あの、でも田山くんの大切な時間を私のリハビリに付き合うなんて・・・。」
足が悪いのか、よろけながらでも少しずつ歩いてる実果を見た時、目が離せなくなってた。
当時の俺は高校にもまともに行かず、中学からのツレとだらだらと座り込んで喋ったり、バイクで走りまわって親に迷惑かける・・・そんな事の繰り返しだった。
いつもなら実果みたいなヤツは、からかいの対象で・・・車が突っ込んできた時は、俺は腕を掴んで助けてた。
小刻みに震える実果を思わず抱きしめようと、手を伸ばした瞬間‼
逆恨みした男が警察の手を振り切って実果を突き飛ばした。
『お前が居なかったら、捕まらなかった‼足が悪いくせに歩くな‼死ね‼』
突き飛ばされて暴言を浴びせられた実果は・・・入院。
一週間くらい言葉が出なかった。
毎日、泣いてた。
病室の前までは行けたけど、中に入る勇気が出なかった。
リハビリしていないって聞いた時、思いきって病室に入った。
実果は、びっくりしたような顔で俺を見たけど、すぐに笑顔になって
実果「来てくれてありがとう。助けてもらったのに、お礼も言わなくてごめんなさい。えっとぉ望月実果です。よろしくお願いします。」
と、ニッコリ笑う実果が可愛くて・・・。
涼介「お、俺、田山涼介。」
実果「毎日お見舞い来てくれてたんでしょう?ありがとう。」
バレてる・・・ちょっと恥ずかしい。
涼介「足どう?」
実果「また、リハビリしなきゃいけないかも(笑)」
涼介「足・・・もとから?」
実果「ううん。小さい時に幼馴染みが男の子ばかりだったから、よく一緒に遊んでたんだけど、木登りしてて私が落ちたの。そんなに高いところじゃなかったんだけど・・・。」
涼介「そうなんだ。」
実果「高校生になってから歩くのが、少し辛くなってきたから思い切って手術したの。」
涼介「俺、リハビリ付き合うよ。」
実果「学校は?」
涼介「えっ?」
実果「だって高校生だよね?」
涼介「あっ、俺ほとんど学校行ってないし・・・今さら行っても・・・。」
実果「もったいないねぇ。じゃあバイトで忙しいんじゃ・・・。」
涼介「してない。」
実果「あの、でも田山くんの大切な時間を私のリハビリに付き合うなんて・・・。」
