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幼なじみから始まった

第6章 二人っきり

さんざん、いろいろ言われたけど、ようやく泊まれる事になった。
おばさんには後から
実果:母「涼介くんは実果の事をずっと大事にしてくれてるから、もしそういう状況になっても我慢しないで(笑)」
涼介「俺、実果とずっと一緒にいたいんですよ。」
実果:母「ありがとう涼介くん‼」

実果の家にバイクを止めて出掛けた。
久しぶりに電車に乗って映画を観て、ご飯食べて
涼介「実果なにか見たいものとかある?」
実果「ううん。」
涼介「雑貨とか見る?遠慮しなくてもいいから俺、実果の事もっといろいろ知りたいからさ。」
実果「いいの?」
涼介「いいよ(笑)どこ行く?」
実果「あのねカフェによく来てくれるお客さんが、可愛い雑貨屋があるよって教えてくれたの。涼介くんと行ってみたくて、楽しみにしてたの!」
涼介「じゃあ、そのお客さんに連れてってもらったら良かったんじゃねぇの?」
って思わず、強めの口調で言ってしまった。
実果は下を向いたまま、
実果「わ、私・・・涼介くんと一緒・・・のほうが楽しいから・・・楽しみで・・・その、お客・・・さんにも誘われ・・・たけど、彼と行くからって・・・そしたら、お客さんも・・・彼が出来たんだって喜んで・・・くれたから・・・だから・・・。」
泣くのを我慢して震える声で言う実果に
涼介「じゃあ俺と付き合ってなかったら、一緒に行ってたんだ‼」
実果「違うよ‼」
俺、実果になに言ってんだよ!
実果「涼介くん・・・私の事そんなふうに思ってたんだ。そっか・・・。」
実果に手を伸ばすと怖がられた。
実果は、なにも言わずに歩きだした。
俺は実果を追いかけ、腕を掴んだ。
激しく抵抗されたけど、俺は実果を抱きしめた。
涼介「実果、違うんだ‼俺、ヤキモチ妬いた。」
実果「私・・・涼介くん嫌い‼」
涼介「俺は実果が好きだ‼」
実果「嘘つき‼涼介くんは、私の事なんて・・・。」
実果が言い終わらないうちに唇を重ね、口をこじ開け舌を絡ませる。実果は、かなり抵抗したけど諦めて俺にされるがままになった。
唇を離すと、実果の瞳からぽろぽろと涙が溢れだした。
涼介「実果ごめん‼俺、実果が好き過ぎてヤキモチ妬いた。」
実果「・・・。」


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