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幼なじみから始まった

第6章 二人っきり

見たくなかった。
実果が他のヤツとキスしてるところなんて・・・あの頃には、もう戻れないのか?
あの時、実果の事を信用して守れなかった俺が悪いんだ。
もう実果の事を諦めないといけないんだよな。
せめて謝りたかった・・・。
匡「どうした?」
亮「実果の事は諦めるよ(笑)」
匡「仕方ねぇよなぁ。」
亮「うん。」
春「前を向いて歩くか(笑)?」


涼介「実果?」
実果「涼介くん・・・。」
涼介「俺ヤキモチ妬き過ぎだよな。情けない。」
ホント情けない。
実果が手を握り
実果「涼介くん・・・。」
涼介「実果ごめんな。」
実果を抱きしめた。
涼介「雑貨屋行こうか?」
実果「うん。」

10分くらい歩いたところにあった。
実果が嬉しそうに眺めてる。
俺もなんとなく手に取ると実果に似合いそうなネックレスがあった。
迷わずレジに行ってプレゼント用にしてもらう。
俺は胸ポケットに大切にしまった。
20分くらいで店を出た。
涼介「もう、いいのか?」
実果「うん。大丈夫。」
涼介「甘いものでも食べに行くか?」
実果「ううん。」
涼介「実果?」
もしかして、さっきの事が・・・
実果「涼介くん・・・私ね・・・さっき涼介くん傷つけちゃったよね?涼介くん私の事・・・ホントは嫌い・・・になっちゃった?」
涼介「なに言ってんだよ‼俺が実果の事を嫌いになるわけないだろ。」
実果「ホント?」
涼介「当たり前だろ‼」
俺は不安そうな悲しそうな顔をしている実果の手を握り、
涼介「なにがあっても実果と一緒だから。」
実果「涼介くん‼」
俺は、たまらず抱きしめた。


今、実果の家に帰って来て夕飯食べて風呂入って、テレビを見てる。実果は風呂に入ってる。
う~俺、大丈夫か?
風呂上がりのシャンプーの香りがする実果に我慢できるのかぁ?
パジャマ姿の実果に我慢・・・できる?
自問自答を繰り返していると、いつの間にか実果が隣に座ってた。
実果「涼介くんたら、なん回も呼んでるのに(笑)」
可愛いピンクのパジャマを着た実果の体を引き寄せ、唇を重ねた。
唇を離すと
涼介「実果、愛してるよ!」
実果が俺の名前を呼ぼうとして口を開けた瞬間、唇を重ね舌をねじ込む。
舌を絡ませながら、俺の左手は実果の背中に回り包み込むように抱き寄せ、右手は実果の胸を包み込むように揉むと、実果はびっくりして体をずらそうとした。




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