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幼なじみから始まった

第3章 高校生活

高校生になって、あっという間に3ヶ月が過ぎた。
わりと仲のいいクラスのおかげか、実果も楽しそうだ。俺達もあの日から、何事も起こっていないので安心していた矢先に実果が、突き飛ばされたって聞いて保健室に駆け込んだ。

ガラッ

匡「実果、大丈夫か?」
先生「ちょっと静かに!!」
匡「すいません!先生、実果は?」
先生「いきなり突き飛ばされたみたいで、壁にぶつかって、そのまま倒れたみたい。」
匡「実果?」
実果「たっくん(泣)」
亮「誰にされたんだよ?」
実果「わからないの。」
先生「一応、病院行ってね。」
実果「はい。」

病院に連れて行くと、肋骨が折れてた。
湿布と痛み止めの薬を貰って帰った。

実果「また迷惑かけちゃった。ごめんね。」
春「そんな事より、自分の体の事を考えろよ。」
亮「実果、ごめんな!」



1ヶ月後
わりと早くに完治したけど、無理しないようにって、言われたらしい。


終業式
石原「実果ちゃん夏休みに予定ある?」
実果「どうかなぁ?」
石原「このクラスって、仲いいからみんなで遊びに行きたいなぁって・・・。」
実果「楽しそう!私も誘ってもらえるの?」
水無瀬「当たり前じゃない‼」
実果「嬉しい!ありがとう!」
そんな楽しそうな会話をしている俺達のほうを舌打ちして見ていた奴がいるなんて思ってもみなかった。

夏休みは計画通りにクラスで遊びに行ったりして楽しく過ごした。
宿題は非常事態に陥りながらも、なんとかできた。

2学期に入って、なんとなくだけどクラスの様子がおかしくなった。
実果を遠ざけ始めたクラスのみんなの態度がおかしい。
すぐに俺達も理解して実果は、完全に一人になった。
そんな時、9月の後半から実果が学校に来なくなった。
10月になっても来ない。
ほどなくして担任から、休んでいる理由を聞かされた。
『足の治療で入院している為に休んでいる。』
誰も入院先を聞かなかった。
あんなに好きだった実果の事・・・今・・・は?


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