テキストサイズ

蜜の誘い

第16章 優香と美緒

「はい!キスはお預け〜」

「え〜っ!怒らないでよ〜せっかくふたりきりの旅行なのにぃ……」

悲しげな表情の美緒も可愛いい。

そっと美緒の腰に腕を回して引き寄せると、優しく唇を重ねてあげた。

ふたり以外に誰もいない昼間の露天風呂。
美緒の唇を愛しむように何度も唇を重ねた。

嬉しそうに美緒が舌を絡めてくる。

身体を密着させながら、私の舌の動きに合わせて美緒が舌を絡めてくる。

旅先での開放感もあり、次第に激しく唇と舌を交えていく。

うっとりする美緒の乳房に手を伸ばした時だった。

わぁ、ステキな露天風呂じゃない?

ワイワイと複数の若い女性の声が聞こえてきた。
どうやら他の客が入ってきたらしい。

美緒も気づいて、スッと身体を離し平静を装う。

学生さんだろうか。
湯けむり越に若い女性客が3人入ってきたのが見えた。

美緒を促し、女性客達と入れ違いで湯船を後にした。

後ろの方で女性客のひとりが、今の吉岡◯帆じゃなかった?と言っているのが聞こえてきた。
まあいつもの事だが、少し嬉しい。
そして無性に美緒を独り占めしたい感情が湧いてしまう。

「早くお部屋に戻って続きをしようか…」

美緒に小声で伝えると、頬を高揚させながら嬉しそうに微笑んでいた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ