学生だってエロいんです
第3章 大嫌いな幼なじみ 1 後輩編
「…脱いだよ。」
両手で胸元を覆い隠しながら今にも枯れそうな声で言う。
「誰がキャミソールと黒パン履いてていいって言った?
それじゃぁ下着姿じゃないだろ?」
「いや、でも…。」
「いいからブラとパンツだけになれよ。」
私の必死の抵抗は相手にもならないと言うばかりにかき消される。
さっきまで作業をしてた翔人だったが終わったらしくじっくりと私を見つめる。
そんなに見られてたら脱げるわけがない。
パンツ、ブラ、黒パン、キャミソール
四枚しか身にまとってない今でも恥ずかしいのにそれを半分にするなんて…。
「翔人…、やっぱりやめて…。
私、こんな事出来ないよ…。」
俯きながら目には少量の涙を浮かべる。
「めんどくせぇ。もうそのままでいいわ。」
すると翔人はベッドに乗り込み私の後ろに座った。