学生だってエロいんです
第3章 大嫌いな幼なじみ 1 後輩編
「きゃっ。え…ちょっと…。」
後ろから翔人の大きな手で胸を鷲掴みにされる。
振り払うように腕を動かすがびくともしない。
力任せに動く手は痛さを感じさせる。
「翔人、痛いよっ。」
私に覆いかぶさり、抱きしめるように腕を回している翔人。
私のその声を聞くと手の動きが止まった。
「もっと優しく揉んで欲しいの?」
耳元で響く高いような低い声。
「ーーーーーーっ。別にそういう意味じゃないし。」
「じゃぁ今より強く揉むよ?」
そんな事されたらもっと痛くなる。
男子って握力どのぐらいあるんだろう…。
「今よりは弱くして…。」
「それってつまり優しく揉むってことでしょ?」
「ぅん…。」
わざとエロい感じに言わせたいのはわかる。
「このくらい?」
翔人の手がさっきよりも優しく動き始めた。