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あなたを三番目の男のままにすればよかった

第1章 私と彼の安寧な世界


食べ終わってもだらだらとして、しばらくしてまぶたが重くなったと私が布団に移る。彼がしばらくしてからもぞもぞとやってきて、ゆるやかに情事がはじまった。

ああ幸せだ。

彼は私の中で果てる。私の下の口が、こぼさないようにキュッと締め付ける。

ああこれが一番、満たされる瞬間。

これが幸せなのだ。

まどろみに落ちる。
素肌が触れ合う温かさの中で眠る。

このゆるやかな日常が、世界のすべてでいい。



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