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あなたを三番目の男のままにすればよかった

第1章 私と彼の安寧な世界



玄関まで見送りをしないことに、急激に、後悔をする。

「気をつけてね、一日中がんばって」

布団から身を起こして、裸に掛け布団を絡めて、ようやく、笑う。

「百合もね」

いってきます。
狭い部屋だから、彼の笑顔が見れた。

ようやく少し、落ち着いた。




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