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あなたを三番目の男のままにすればよかった

第1章 私と彼の安寧な世界



落ち着かない気持ちはあった。だけれど無理矢理まぶたを閉じて眠るようやする。

一時間の睡眠。寝てしまえば、誰が隣にいるかなんて分かりようがないのだ。ただそれが裸の男ならそれでいい。



そんな風に他の男とセックスしてたから朝帰りになった。

珍しく車の停まっているうちの敷地の駐車場。
しまった、と思う。
なんだ帰っていたのなら、あなたと一緒に過ごしていたかった。

アパートの一階一番奥。
ストラップもキーケースもない鍵で部屋の扉を開ける。


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