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あなたを三番目の男のままにすればよかった

第1章 私と彼の安寧な世界



午前4時ちょっと過ぎ。
私が鈴木さんと合流して、一時間は経ってる。
彼は、私が待っていると思っているのか!

知るもんか。この場の男たちとの雰囲気に飛び込む。

それから半時間ほど飲んで騒いで、男性陣がお会計をする。
それでも名残惜しく店内に少しいて、それぞれが行き先を決める。

鈴木さんは私の隣にいて、なあゆり、と私に声かける。

「セックスするか!」

ちょ!と言って笑う。

「もー」

ついていっても、よかった。
それでも。


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