
ドロップ・オブ・ロゼ 〜薔薇の涙〜
第10章 分かれ道
「ふふっ、ヤらし。千陽さんのナカ、また締まった。」
千「だ…って…あっ……んっ…」
俺の腕に抱かれたまま、ナカをぐちゃぐちゃと捏ねくり回され、喘ぐ千陽さんを見るのは興奮する。
千「や……ぁっ…」
仰け反る首筋を伝う汗を舌先で拭う。
「ね…気持ち…いい?」
腰を止めると、脱力した細い体が俺の体にしなだれかかってきて、
固く目を閉じたまま声を漏らさぬよう俺の肩に顔を押し当てたままじっとしていた。
「答えて?」
汗で頬に貼り付いた後れ毛を掻き上げてやると、朱に染まった薄くて小さな耳がゆっくり上下していて、
甘くそっと食んでやると、大袈裟なぐらいに肩甲骨がピクリと跳ねた。
…強情だな?
その強情な体を引き剥がし、強引に唇を奪う。
イヤがることなく俺の舌に吸い付いてくる彼の体を布団の上に沈め、細くて白い両足を抱えあげた。
千「言わないから…絶対に…」
挑むように見つめられて、下半身の熱量が増す。
「だったら、言う必要…」
そして、彼の体に突き刺したままになっていた楔を打ち直すみたいに、
「…ないよ?」
千「ぅっ…ああああぁっ!!」
強く腰を打ち付けた。
