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ドロップ・オブ・ロゼ 〜薔薇の涙〜

第11章 もう一つの恋



女「や…ぁっ…ん…激し…」


やがて俺の抽挿に合わせて女が腰を振り始める。




甘くてくどい喘ぎ声を聞きながら、俺のモノを嬉しそうに咥えこむ女の蜜口。



不意に、そこに出し入れする度に聞こえるヌチャヌチャという音に強烈な吐き気と目眩を覚えた。



「ごめん、ミヤコさん、俺もう…」



笑える…自分から無理矢理突っ込んどいて強制終了かよ?



女「ウソ?…もう?」



彼女の不満さえも無視し、蜜壺から自身を抜き取った。



そして、まだ何か言いたげに振り向いた彼女の唇を貪りながら、ご機嫌を取るように豊満な胸を揉みしだく。



「ごめん、何か中途半端で。今度こそ帰るわ…。」



女「ふふっ。いいわよ?気にしないで?」



慌ただしくジーンズを穿いている俺の隣を、



タプタプと音が聞こえそうなぐらいの大きな尻と胸をユサユサ揺らしながら彼女はバスルームへと消えていった。



その彼女の部屋から出て、ドアに凭れたままスマホの入ったポケットの反対側に手を突っ込み、



何時からそこに入っていたのか分からないぐらいグシャグシャのタバコを一本取り出し口にした。



「マズ…」



たった一度、煙を吐き出したあと、



俺はそのシケモクを足元に落として揉み消した。


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