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ドロップ・オブ・ロゼ 〜薔薇の涙〜

第17章 甘くて苦い媚薬



制服をきちんと着、小首を傾げながら彼女は艶然と微笑んだ。



雅「ここで彼女がイク時の声、聞いてたんでしょ?」



その時の事を思い出したのか、手の中にあるピンク色の小さなローターのスイッチを弄る彼女の唇が弧を描く。



「い…いつも…ここでこんなことを!?」


雅「セックスをしてるのか、ってこと?」



僕を上目で見ながらローターをぺろりと舐めた。



雅「私、女の子とはセックスしないの。」


「だ、だって今…?」


雅「セックス…っていうか、私、相手の子がイク瞬間が見たいだけ。」



振り向き準備室の奥であられもない姿で横たわる女子生徒をちらりと見た。



雅「特に彼氏がいる子なんかスゴくイジメ甲斐があるわ。ちょっと大きなオモチャ挿れると、彼氏のモノを咥え込むみたいにズブズブ入っていくんだもん。」



声を抑え気味に笑う。



女の子が同じ女の子にあんなことするなんてとても想像できない。



頭がくらくらするような目眩に襲われた。



恋人のいる子たちが、どうして彼女なんかと?




雅「どうしてそんなことをするのか、って顔してるわね?」



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