
ドロップ・オブ・ロゼ 〜薔薇の涙〜
第22章 薔薇と百合の一夜 ②
圭「ここが気持ちいいの?」
「や……ぁ……そんな…聞かない……で…」
キッチンで料理しているところを、僕の後ろ姿に欲情したという圭太にいきなり後ろから抱きつかれて、
何度も何度も後ろから激しく突き上げられた。
「あっ……ぁっ…あ…あっ…もう…」
前を扱く湿った音と、後ろの結合部分から聞こえる粘りつくような音とが相まって、
頭の芯から溶けてなくなりそうだ。
シンクの縁にかけた両手から力が抜けていって床にガクリと膝を着いた拍子に圭太のモノが僕のナカからずるりと抜けてゆく。
圭「気持ちよかった?」
優しく後ろから抱き寄せる手、
僕の項に落ちてくる唇に小さく頷いた。
「けい…た……」
圭「好きだ…千陽さん。」
そのまま前を向かされ口づけられる。
一頻り互いの唇を味わった後、僕の唇の端を指先で拭いながら圭太が微笑む。
圭「死ぬまで離さないから…」
そのまま床に寝かされて、両足を左右に開かされる。
脱ぎ散らかしたボトムを引き寄せ、腰の下に敷き詰められると、圭太のモノが僕の入口を抉じ開けるように挿入ってきた。
「ぅ……んんっ………」
圭太……僕は…
僕は死んでも君のこと…
離さないから…。
