ドロップ・オブ・ロゼ 〜薔薇の涙〜
第23章 月夜に霞む
俺に体を預けてる、ってことは、こういうことか?
片手で相変わらず胸元を撫で回しながら、
もう片方の手を、嫌がる素振りも見せない彼の足の間に入れて、少し芯を持ち始めた彼のモノを掴んだ。
千「あ……ち…ちょっと待って?」
制止しようとする声なんて何処吹く風で、
俺は彼自身を握りしめた手を上下させた。
千「あっ……ぁ……はっ…ぁあっ…」
鏡に映るトロンとした目に、俺の下半身が反応してしまう。
逆に寝かせないつもりだったけど、
やっぱり、俺の方が寝かせてもらえそうにない。
千「ん……っ…はぁ…あっ…」
さらに固さを増した彼のモノを扱いてる手についている泡がさらに滑りを帯び滑りがよくなる。
「千陽さん、泡、すっげぇぬるぬるしてんだけど?」
意地悪く耳元で囁やいてやると、顔を真っ赤にして俯いてしまった。
あーっ、もう!!そんな可愛いことすんな、って!?
我慢できなくなっちまうだろが!?
事実、パンパンに膨れ上がった俺のモノが、彼の腰に当たっていて、
ふとした瞬間に合った、溢れ落ちそうな色気を含んだ目のせいで、俺の下半身はさらに制御が効かなくなっていた。