ドロップ・オブ・ロゼ 〜薔薇の涙〜
第26章 対峙
圭「千陽さんがイヤならやめるけど…?」
「今さらなに?そっちから誘っておいて?」
キモチもカラダもこんなにキミでイッパイにしておいてそんなこと言うなんて、
……ズルくない?
今度は僕の方から圭太の唇を奪いにいく。
圭「……っ…ち…はるさ…」
唇だけじゃなくて、君を…
「シて…?最後まで…」
そう……僕が……僕らが、
命尽きて、消えてなくなる瞬間まで…ずっと……
「ぁ…」
やがて、いつにもまして僕のナカにゆっくり挿入ってきた圭太をこの上なく愛しく感じた。
「動いて…圭太」
圭「千陽さん…」
「好き……んぁ…」
圭「俺も…」
初めはゆっくり、でも、段々と激しく動きながら、
「はっ……あっ…ぁ…も…と…っ」
好きだよ、と、耳元で囁きながら君は激しく動く。
「ぁ……ぁ…あ…ぁ…」
圭「イきそう?」
切れそうなぐらい唇を噛みしめ笑いながら首を左右に振る。
「へ……ぃき…まだ……。」
だって…キミとイきたい……から。
でも…でも…もう…
残念ながら僕の意識はそこで途絶えてしまったらしく、
目が覚めた時には部屋の中に朝の光が差し込んでいた。