
ドロップ・オブ・ロゼ 〜薔薇の涙〜
第1章 天使…時々、小悪魔?
千「え?ち、ちょっと何?」
「お腹空いてないか、って聞いてきたの千陽(ちはる)さんでしょ?」
千「だから料理、温め直すから取り敢えず、降ろして?」
「その前に、俺のこと、温めて…」
顔を真っ赤にして見上げる千陽さんの唇に、ちゅっ、と音を立てて口づけた。
千「もう…しょうがないんだから。」
「その顔、反則…」
そのまま千陽さんをベッドに横たえ、角度を変えながらキスを繰り返した。
キスをしながら、
互いの服をもどかしげに脱がせてゆく。
段々と露になってゆく千陽さんの肌にキスを落としながら、
体の位置を下へと移動させてゆく。
千「あ…」
千陽さんの緩く勃ちあがっていたモノを口に含んで、上下させる。
千「や…ぁ…けい…やめ…」
その言葉とは裏腹に、
もっと、と、催促するように俺の体に絡みついてくる千陽さんの脚。
白い喉元を逸らし、ひきつったような声を漏らすと、
千陽さんは俺の口内に吐精した。
体を起こし、千陽さんを見下ろす。
熱っぽく潤んだ瞳で見上げながら、両手で俺の頬を包み込む。
千「きて……圭太。」
堪らず、その唇を貪った後、
千陽のモノから伝い落ちる雫を指先で掬い上げ、
蕾に纏わせた。
