テキストサイズ

兄と妹

第3章 悩みと不安

「えええええ!?そうなの!?なんで言ってくれなかったのよ!?。」



当然私は驚いた。

ちなみに守野修弥くんは同じクラスの男子で、学年でトップレベルのモテ男である。

悠が修弥くんのことを好きなのは知っていたが、まさか告ったとは…。



「いやー放課後思いついたからさーごめんごめん。」



かなり軽く言ってるが、多分これは悠の強がりだろう…。



「そっかぁ…。でもさ!向こう彼女いないんでしょ!?これからアピールしたら展開変わるかもよ!?。」



「なんかねー好きな人がいるらしいの。」


「そう、か…。」



これはもう励ます言葉が無かった。


でも私は普通に恋ができる悠がうらやましかった。

私はお兄ちゃんのことを好きになってしまったから…。



「あのさ、千紗ちゃん…。放課後屋上に来てくれないかな?。」



1人でトイレに向かう途中、修弥くんにそう言われ
てしまった。


まさかこれって…。

私は嫌な予感がした。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ