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千紗のこと大好きじゃなかったらもしかしたら園村のこと好きになってるかもな…。



｢じゃあそろそろここ出よっか！。｣


｢あ、ああ…。｣



園村の声でオレは目が覚めた。

会計を済ませ、再び館内を周りだした。
館内は広いので、まだまだ時間はかかるだろう。




イルカショーやペンギンショーを観て、園村もオレもテンションがだいぶ上がっていた。



｢可愛いかったねペンギン！。｣


｢なっ！イルカもすごかったし！誘ってくれてほんとありがとな！。｣


｢…うん、誘って良かったよ…。｣


園村は段々暗くなっていた。



疲れてるのか？まぁ広いから女子にはキツいのかもな…。




｢ねぇ篠亜くん…こっち行かない？。｣



園村指差したのは小さなクラゲのゾーンで、他のゾーンとは違って暗く人が全然いなかった。



｢…いいよ…。園村…さっきから気になってたが具合悪いのか？大丈夫か？。｣


｢大丈夫だよ。私のことは気にしないで。｣




なぜこんな場所に…？
まだ園村暗くなってるし大丈夫だろうか…？