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女子系男子

第3章 だから呪わないで

渚ちゃんが、俺の前に立つ


「そのクッキー?、、、、」


渚ちゃんが指を差しながら首を傾げて


「うん。ロッカーに入ってたんだよね。
すんげーうまい!んで?なに?」


渚ちゃんに言った。



「恥ずかしい。。あたしなんです!嬉しい!」


首を傾げていたはずの
渚ちゃんがにこやかに恥ずかしそうに話す。


「あ?え!俺に?」


隣で同僚が「俺にわ?!ねー!俺?!」


渚ちゃんの後を追いかけた。



俺は、、、、クッキーを食べながら
廊下を歩いてくる貞子を見た。


貞子は、コソコソと逃げる様に
事務室に入っていく。




まぁ。。あいつじゃなくて良かった。。


俺は、ボソッと食べかけのクッキーをポケットに
入れた。

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