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女子系男子

第5章 クルシミマス

いつもの様に何にも手につかないまんま
昼時のベルが鳴る


携帯をロッカーから出して
同僚と歩く
食堂までの距離が長くて
やっぱ退屈な女の話なんだわ、、、コレ。


小百合が此方へ歩いてくる
どんどん
どんどん

携帯を握る手が熱い


同僚が、俺に
「お、、貞子ぢゃん。」と耳打ち


俺の目の前で立ち止まり



さらわれた、、、俺




俺?!



「おい!飯は!どーすんだよ!!」と

叫ぶ


同僚が遠くなる、、、、貞子、、、力、、最強。






「いてぇよ。なんだよ!」



「あの。さっ、、、昨夜のお礼にお弁当を、、、」


工場の裏にある
ベンチに座らされ


「これ。。俺に??」



縦に振りまくる
頭を見ながら



ヘドバンみたい、、、、と笑う、、、俺。




「あ。気を使わせて、、、いや。あ。ありがとう」


隣に座る貞子。改め 小百合。


弁当を開ける



「すげーな!ありがとう!うまそうじゃん」


にんまり
笑う


「あ。ぢゃ、あたしは、これで」


頭を下げて
走ろうとしたのを


「まてよ。まて、まて、今日予定あんの?」


箸を指しながら言う



「今夜は、早く帰宅してクリスマスをします。」


真っ赤な顔を下にしながら
髪が顔にかかりまさに貞子だった。



「あー。そっか、、クリスマスだもんな」



「でわ。。他の人に見られたら駄目なんで、、、」



小百合は、駆け足で、、、、逃走した。

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