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淡雪

第7章 アイドルの世界

『あ、あとね秋にドラマのチョイ役一本入れたから』


『ド、ドラマですか?』


俺は予期せぬ状況に目を白黒させる。


『ん。チョイ役だから1日2日しか出番ないけどね。学生だから本業に支障のないようにしたよ』


『あ、ありがとうございます』


酒井さんはそこまでいうと席をたった


『じゃ、連絡して。

 詳しい話は契約してからだ』


僕も慌てて立ち上がり


『わかりました。ご連絡します』


と言葉を発した。


ーーいきなりstampのバックで踊る?


  秋にはチョイ役のドラマって...



いろんな戸惑いを胸に事務所を後にした。



  

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