テキストサイズ

淡雪

第11章 小さな嫉妬

僕は渾身の力でペニスを引き抜いた。

ジュボッッ

という音がしてペニスは解放された

「ふぅ 殺されるかと思った」

璃子さんは妖艷に微笑み
僕に見せつけるように

ゴクリ

と喉をならして飲み干した。


ーー完敗です...



「気持ちよくなかった?」

璃子さんが意地悪に笑いながら聞く。

「意識が飛びそうになるほど気持ちよかったです」

僕は拗ねた子供のように態度とは正反対の言葉を吐いた。

「じゃあ、今度はもっとやってあげるね」


ゾワゾワと背筋から震えが来た


ーークッソォ

なんか無性に悔しくて
璃子さんの唇にむしゃぶりついた。

舌を押し込み璃子さんの舌を思いっきり吸い上げる。

璃子さんが苦しげにジタバタもがく。

パッと唇を離した

ーー精子クサッ
  苦いし よくこんなもの飲めるな

そう思ったら

璃子さんを抱き締めて
今度は優しく思いを込めてキスをした。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ