淡雪
第12章 プロポーズ
「璃子さん
大好きだよ」
そっと唇を離して私を見つめた坂井くんが囁く。
「あなたを愛している。
ずっと僕のそばにいてほしい」
そしてまた唇が重なる。
ーーどうしよう...
まさか、坂井くんがそんな風に考えているなんて思ってもいなかった。
それどころか
私にはわからないことがまだたくさんある。
唇をはなし
優しく見つめる坂井くん
「あのね...坂井くん
私わからないことがまだたくさんあって...」
坂井くんが
ん?と聞くように首をかしげる。
「病院で目が覚めたとき
どうして坂井くんがいてくれたの?」
「倒れたとき病院へ運んだのは
渡部さんと僕だったんだ」
「だけどそれから2ヶ月もたってたでしょ」
気まずそうに坂井くんが視線をはずす。
「誰にも取られたくなかったから
璃子さんのこと」
恥ずかしそうに答える。
「誰かに取られる?」
私は意味がわからず聞き返した。
「璃子さんはすごくモテるから」
「私が?
何年も彼も出来ないのに?」
私は坂井くんの答えに驚いた。
「璃子さんは鈍感なんだよ。
田村くんだって璃子さんのこと好きだよ」
「田村さんが?
まさか!!」
「これだから璃子さんは困るんだよ。
田村くんが璃子さんを見つめる優しい眼差し
他の人で見たことないよ」
坂井くんは拗ねはじめた。
可笑しい。
大好きだよ」
そっと唇を離して私を見つめた坂井くんが囁く。
「あなたを愛している。
ずっと僕のそばにいてほしい」
そしてまた唇が重なる。
ーーどうしよう...
まさか、坂井くんがそんな風に考えているなんて思ってもいなかった。
それどころか
私にはわからないことがまだたくさんある。
唇をはなし
優しく見つめる坂井くん
「あのね...坂井くん
私わからないことがまだたくさんあって...」
坂井くんが
ん?と聞くように首をかしげる。
「病院で目が覚めたとき
どうして坂井くんがいてくれたの?」
「倒れたとき病院へ運んだのは
渡部さんと僕だったんだ」
「だけどそれから2ヶ月もたってたでしょ」
気まずそうに坂井くんが視線をはずす。
「誰にも取られたくなかったから
璃子さんのこと」
恥ずかしそうに答える。
「誰かに取られる?」
私は意味がわからず聞き返した。
「璃子さんはすごくモテるから」
「私が?
何年も彼も出来ないのに?」
私は坂井くんの答えに驚いた。
「璃子さんは鈍感なんだよ。
田村くんだって璃子さんのこと好きだよ」
「田村さんが?
まさか!!」
「これだから璃子さんは困るんだよ。
田村くんが璃子さんを見つめる優しい眼差し
他の人で見たことないよ」
坂井くんは拗ねはじめた。
可笑しい。