淡雪
第13章 愛されること
1か月後
「璃子さん
璃子さん!!」
坂井くんが興奮して電話をかけてくる。
「どうしたの?」
「やっとだよ!
やっと明日
東京に帰れる!!」
「うん。そうだね」
「そうだねって...
璃子さん、嬉しくないの?」
嬉しくないもなにも。
毎日メールや電話が来るし
明日帰ってくることは随分前から言っていたし
明らかにトーンダウンした坂井くんに
「もちろん嬉しい。
明日、何食べたい?
坂井くんが食べたいもの作って待ってるから」
「璃子さん!!」
いやいや、そういうことでは...
「璃子さんがいい。
もう待てない。
多分ご飯なんて食べてられない」
クスリと笑ってしまう。
「もう...」
「ねえ、明日東京駅まで迎えに来て」
「東京駅まで?」
「そう、新幹線の改札口」
「だって...」
「いいから、いいから。
お願い!!
一秒でも早く璃子さんの顔が見たいから」
そういわれたら、ね。
「わかった」
「やったーーーー!!」
子供みたいだ。
「璃子さん
璃子さん!!」
坂井くんが興奮して電話をかけてくる。
「どうしたの?」
「やっとだよ!
やっと明日
東京に帰れる!!」
「うん。そうだね」
「そうだねって...
璃子さん、嬉しくないの?」
嬉しくないもなにも。
毎日メールや電話が来るし
明日帰ってくることは随分前から言っていたし
明らかにトーンダウンした坂井くんに
「もちろん嬉しい。
明日、何食べたい?
坂井くんが食べたいもの作って待ってるから」
「璃子さん!!」
いやいや、そういうことでは...
「璃子さんがいい。
もう待てない。
多分ご飯なんて食べてられない」
クスリと笑ってしまう。
「もう...」
「ねえ、明日東京駅まで迎えに来て」
「東京駅まで?」
「そう、新幹線の改札口」
「だって...」
「いいから、いいから。
お願い!!
一秒でも早く璃子さんの顔が見たいから」
そういわれたら、ね。
「わかった」
「やったーーーー!!」
子供みたいだ。