淡雪
第13章 愛されること
食後のコーヒーが運ばれてきて
輝きを増す夜景を見つめていた。
「綺麗だね」
思わず呟いた。
「うん」
坂井くんも外を見る。
「ねえ、璃子さん
反則なのはわかってるんだけど...」
「なに?」
私は坂井くんを見る。
坂井くんは真剣な表情で私を見つめていた。
「僕と結婚してください」
ポケットからワインレッドのケースを取りだし
ふたを開けて私に差し出した。
ーー心の準備が...
動かない私に
「反則だってわかってる。
事務所からもダメだって言われた。
でも決めてたんだ。
璃子さんが待っててくれたら
1か月後ちゃんといてくれたら
プロポーズしようって」
「坂井くん...」
「事務所がなんと言おうと
僕の人生なんだ。
そしていまがその時なんだ」
坂井くんの強い眼差しに目をそむくことが出来ない。
輝きを増す夜景を見つめていた。
「綺麗だね」
思わず呟いた。
「うん」
坂井くんも外を見る。
「ねえ、璃子さん
反則なのはわかってるんだけど...」
「なに?」
私は坂井くんを見る。
坂井くんは真剣な表情で私を見つめていた。
「僕と結婚してください」
ポケットからワインレッドのケースを取りだし
ふたを開けて私に差し出した。
ーー心の準備が...
動かない私に
「反則だってわかってる。
事務所からもダメだって言われた。
でも決めてたんだ。
璃子さんが待っててくれたら
1か月後ちゃんといてくれたら
プロポーズしようって」
「坂井くん...」
「事務所がなんと言おうと
僕の人生なんだ。
そしていまがその時なんだ」
坂井くんの強い眼差しに目をそむくことが出来ない。