淡雪
第14章 リーク
「てことで
お前の不安は解消だな」
「はい。
ありがとうございます」
「じゃ、璃子ちゃんを安心させてやれ」
気付くと車は僕のマンションの前だった。
「え?!」
「お前の車は明日取りに行けよ」
「え?!
俺の家知ってたんですか?」
「そりゃ大事な妹にへんな虫が付いていないか
知っておかないと」
田村くんは笑っていた。
ーー田村くんは璃子さんのこと本当に...
「田村くん、
僕、璃子さんを幸せにします。
頑張ります」
僕は田村くんに強い眼差しを向けた。
「頼んだぞ」
田村くんも真剣な目で僕を見た。
僕は強く頷いた。
「早く行ってやれ。
そして安心させてやれ。
それが出来るのはお前だけだろ」
「はい」
僕は笑った。
「嬉しそうに笑ってんじゃねーよ
早く降りろ」
助手席の扉が開いた。
「じゃあな」
田村くんは優しく笑っている。
「ありがとうございました」
そういって車を降りた。
田村くんは片手をあげて夜の街を颯爽と走り抜けていった。
お前の不安は解消だな」
「はい。
ありがとうございます」
「じゃ、璃子ちゃんを安心させてやれ」
気付くと車は僕のマンションの前だった。
「え?!」
「お前の車は明日取りに行けよ」
「え?!
俺の家知ってたんですか?」
「そりゃ大事な妹にへんな虫が付いていないか
知っておかないと」
田村くんは笑っていた。
ーー田村くんは璃子さんのこと本当に...
「田村くん、
僕、璃子さんを幸せにします。
頑張ります」
僕は田村くんに強い眼差しを向けた。
「頼んだぞ」
田村くんも真剣な目で僕を見た。
僕は強く頷いた。
「早く行ってやれ。
そして安心させてやれ。
それが出来るのはお前だけだろ」
「はい」
僕は笑った。
「嬉しそうに笑ってんじゃねーよ
早く降りろ」
助手席の扉が開いた。
「じゃあな」
田村くんは優しく笑っている。
「ありがとうございました」
そういって車を降りた。
田村くんは片手をあげて夜の街を颯爽と走り抜けていった。