淡雪
第16章 崩壊
撮影も中盤に入ると
璃子さんの疲れは目に見えて濃くなっていく。
久しぶりにマンションで璃子さんと過ごせるというのに...
「いまの現場大変なの?」
僕は心配で聞いてしまう。
「ん...
ちょっとトラウマを抱えた女優さんがいてね。
その対応で予想外に体力奪われてるの」
璃子さんは話すのも大変そうに見える。
「璃子さん
来春のドラマ 断ったら?」
璃子さんの体調を考えたらやっぱり連続は無理そう。
「うん...
でもその仕事は断れないから。
その仕事が終ったら少し休ませてもらうね」
「そう?」
僕は璃子さんの顔を覗きこむ。
疲労の見える笑顔で璃子さんは笑って見せる。
「ごめん
少し休むね」
そういってベッドに倒れこんでしまった。
ーー璃子さん...
普通の仕事じゃないもんな。
璃子さんがこんなに大変なことになるなんて
知らなかった...
僕は寝息をたて
深い眠りに落ちた璃子さんの髪を撫で続けていた。
璃子さんの疲れは目に見えて濃くなっていく。
久しぶりにマンションで璃子さんと過ごせるというのに...
「いまの現場大変なの?」
僕は心配で聞いてしまう。
「ん...
ちょっとトラウマを抱えた女優さんがいてね。
その対応で予想外に体力奪われてるの」
璃子さんは話すのも大変そうに見える。
「璃子さん
来春のドラマ 断ったら?」
璃子さんの体調を考えたらやっぱり連続は無理そう。
「うん...
でもその仕事は断れないから。
その仕事が終ったら少し休ませてもらうね」
「そう?」
僕は璃子さんの顔を覗きこむ。
疲労の見える笑顔で璃子さんは笑って見せる。
「ごめん
少し休むね」
そういってベッドに倒れこんでしまった。
ーー璃子さん...
普通の仕事じゃないもんな。
璃子さんがこんなに大変なことになるなんて
知らなかった...
僕は寝息をたて
深い眠りに落ちた璃子さんの髪を撫で続けていた。