淡雪
第16章 崩壊
「それで?
なんのようかしら?」
キャシーさんの鋭い目が僕を見る。
「璃子さんと別れることにしました」
「そう」
キャシーさんは興味の無さそうな返事をする。
「つきましては
璃子さんとの契約を解除してください」
「それは無理ね」
キャシーさんは鼻で笑う。
「璃子との契約はまだ2年あるわ。
それに契約をしたのは彼女。
あなたに口出しする権利はない」
フゥーっと吐いた煙が僕にまとわりつく。
「それで話は終わりかしら?」
「璃子さんの仕事を少しセーブしてください。
彼女はもう限界です。
今も入院しているんです」
「知ってるわ」
「だったら」
僕は気色ばんだ。
「私は仕事を紹介してるだけ。
決断は璃子がしているわ。
倒れたのだって自己管理が出来ていないから」
僕は拳を握った。
なんのようかしら?」
キャシーさんの鋭い目が僕を見る。
「璃子さんと別れることにしました」
「そう」
キャシーさんは興味の無さそうな返事をする。
「つきましては
璃子さんとの契約を解除してください」
「それは無理ね」
キャシーさんは鼻で笑う。
「璃子との契約はまだ2年あるわ。
それに契約をしたのは彼女。
あなたに口出しする権利はない」
フゥーっと吐いた煙が僕にまとわりつく。
「それで話は終わりかしら?」
「璃子さんの仕事を少しセーブしてください。
彼女はもう限界です。
今も入院しているんです」
「知ってるわ」
「だったら」
僕は気色ばんだ。
「私は仕事を紹介してるだけ。
決断は璃子がしているわ。
倒れたのだって自己管理が出来ていないから」
僕は拳を握った。