テキストサイズ

淡雪

第3章 魔性の彼女

亮太の横を通りすぎる雅子

雅子の手を突然掴みバランスを崩した雅子の体を抱き止めてキスをした。

ビックリして逃れようとする雅子

逃さないとばかりに腕に力を込める亮太。


カメラのアングルから外れた位置に顔を持っていった松下さんは

「もういいかしら」

と囁く。


ーー!!!


僕は我に帰った。


槙さんとのキスですっかりのぼせていた俺はあろうことかキスシーンをアドリブしてしまった...

しかも、あの松下さんを相手に...


やってしまった。


かといってやってしまった以上パッと体を離すわけにもいかず、その収集に困っていた...

ストーリーメニュー

TOPTOPへ