淡雪
第18章 結婚の波紋
「ねえねえ、陵覚えてる?
あなたの初恋の相手って
璃子ちゃんだったのよ」
母さんも結構酔っていてどんどんおしゃべりになる。
「小さかったから覚えてないかな。
僕は璃子ちゃんと結婚するって
ずっと言ってたのよ」
ーーかっ母さん
この状況でそれは...
いくら子供の頃の話といえど...
僕が内心ドキドキしていると
「...覚えてる」
兄は小さく呟いた。
「覚えてるよ。
璃子ちゃんのこと。
ずっと好きだったから」
そういった兄は僕のとなりに座る璃子さんを見つめた。
「あーあ
ホントはいま璃子ちゃんの隣に座ってるのは
俺だったはずなんだけどな
まさか賢夢に取られるとは思わなかったわ。
あの土手で助けたのが俺だったら
運命変わってたのかな」
兄さん...
食卓が微妙な空気に包まれる。
「おぼ えてたの?」
母さんが驚いて聞いている。
「覚えてる
っていうか
忘れたことがなかった。
が正しいかな」
ーーなん...なんだよ
その告白...
あなたの初恋の相手って
璃子ちゃんだったのよ」
母さんも結構酔っていてどんどんおしゃべりになる。
「小さかったから覚えてないかな。
僕は璃子ちゃんと結婚するって
ずっと言ってたのよ」
ーーかっ母さん
この状況でそれは...
いくら子供の頃の話といえど...
僕が内心ドキドキしていると
「...覚えてる」
兄は小さく呟いた。
「覚えてるよ。
璃子ちゃんのこと。
ずっと好きだったから」
そういった兄は僕のとなりに座る璃子さんを見つめた。
「あーあ
ホントはいま璃子ちゃんの隣に座ってるのは
俺だったはずなんだけどな
まさか賢夢に取られるとは思わなかったわ。
あの土手で助けたのが俺だったら
運命変わってたのかな」
兄さん...
食卓が微妙な空気に包まれる。
「おぼ えてたの?」
母さんが驚いて聞いている。
「覚えてる
っていうか
忘れたことがなかった。
が正しいかな」
ーーなん...なんだよ
その告白...