淡雪
第18章 結婚の波紋
「かわいい弟が結婚したときいたら
そりゃ駆けつけないとね!」
姉は満面の笑みで答える。
「そっか」
兄は姉の手からビールグラスを奪って
一気に飲み干した。
「フーッッ
風呂上がりの1杯 旨いね」
ーーなんか やっぱりカッコいい...
いまのCMに使ったら絶対売れる
「陵ちゃん... カッコいい...」
って 璃子さん焦点あってないし...
「だろ。
今から俺に乗り換えてもいいよ」
なんて爽やかスマイル振り撒いてるし
しかもひとのヨメ、口説いてんじゃねーよ!
コイツ絶対モテる
絶対女が放っておかない
なんで俺が芸能人やってんの?!
「陵ちゃん
スカウトとかされなかったの?」
って璃子さんが聞いちゃってるし
「ん? されたよ。
でも興味なかったから」
あっさり言ってくれるよ
「そうなんだ...
もったいないね」
璃子さん、もうやめて
俺が悲しくなってくるから...
「陵ってば 昔っからすごいモテるのよ。
弟紹介してって何度言われたことか」
キッチンからグラスを持ってきた姉がいう。
「それは俺の方だよ。
姉ちゃん紹介しろって
スゲー言われた」
なんなんだよこの家族は...
「子供たちよ
私と母さんに感謝しなさい。
ミス聖泉とミスター応恵だ」
「はいはい」
兄と姉の言葉が重なる。
「おじさまって昔から素敵だと思ってたけど
今はもっと素敵になりましたね」
ーー璃子さん、調子に乗るよ この人
「璃子ちゃん、
おじさまじゃない
お義父さま だろ」
璃子さんに向かってウインクしてるし...
美男美女を自負する家族って...
「そうでした。
おとうさま」
と言った璃子さんの言葉に
照れちゃってる父親って...
そりゃ駆けつけないとね!」
姉は満面の笑みで答える。
「そっか」
兄は姉の手からビールグラスを奪って
一気に飲み干した。
「フーッッ
風呂上がりの1杯 旨いね」
ーーなんか やっぱりカッコいい...
いまのCMに使ったら絶対売れる
「陵ちゃん... カッコいい...」
って 璃子さん焦点あってないし...
「だろ。
今から俺に乗り換えてもいいよ」
なんて爽やかスマイル振り撒いてるし
しかもひとのヨメ、口説いてんじゃねーよ!
コイツ絶対モテる
絶対女が放っておかない
なんで俺が芸能人やってんの?!
「陵ちゃん
スカウトとかされなかったの?」
って璃子さんが聞いちゃってるし
「ん? されたよ。
でも興味なかったから」
あっさり言ってくれるよ
「そうなんだ...
もったいないね」
璃子さん、もうやめて
俺が悲しくなってくるから...
「陵ってば 昔っからすごいモテるのよ。
弟紹介してって何度言われたことか」
キッチンからグラスを持ってきた姉がいう。
「それは俺の方だよ。
姉ちゃん紹介しろって
スゲー言われた」
なんなんだよこの家族は...
「子供たちよ
私と母さんに感謝しなさい。
ミス聖泉とミスター応恵だ」
「はいはい」
兄と姉の言葉が重なる。
「おじさまって昔から素敵だと思ってたけど
今はもっと素敵になりましたね」
ーー璃子さん、調子に乗るよ この人
「璃子ちゃん、
おじさまじゃない
お義父さま だろ」
璃子さんに向かってウインクしてるし...
美男美女を自負する家族って...
「そうでした。
おとうさま」
と言った璃子さんの言葉に
照れちゃってる父親って...