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翌朝

誰も起きてこない時間に家を出た。

誰にも会いたくなかった。


まさか...
あの頃の想いが再熱してしまうなんて...

もう封印したはずだった。

子供の頃の淡い思い出に過ぎない...


そう思っていたはずなのに...


しかも再会した彼女は

弟の嫁...


神様　俺、なんか悪いことしてきましたか？

酷すぎる

だったら一生会わずにいた方が楽だった



朝からどんよりと曇っている。

俺と一緒...



よりによって

昨夜はあんなものを聞かされて...


賢夢のヤツ
壁際にベッドがあるのを知ってて
わざとヤりやがった！


好きな女の喘ぎ声なんて
聞きたくない
鳴かせるのは　俺だ

人に鳴かされてる声なんて
苛立ちしか覚えない！！

ふざけやがって



俺は頭を振って駅への道を急いだ。