淡雪
第18章 結婚の波紋
美咲に追い出されたはいいけれど...
さすがにこの時間に女性一人の部屋にはいきにくい...。
駅の入口でどうしようかと迷っていると
携帯が鳴った。
ーーなん で...
掛けることも
かかってくることもないだろうと思っていた番号。
しばらく前に賢夢から無理矢理聞き出した番号だった。
「もしもし」
そっと携帯を耳に当てる
「陵ちゃん?」
「どうした?」
「なんか...
陵ちゃんのことが気になったから...」
「なんで?」
「なんか
ごめんね」
「なんで謝るの?」
「わかんない...」
「謝る理由がなかったら
謝るなよ」
「そうだね...」
そして沈黙が続く
「どうしてこの番号知ってるの?」
「あ、坂井くんがアメリカに行く前に教えてくれて...」
「そう」
「ねえ、陵ちゃん
大丈夫?」
な訳ない...けど...
「大丈夫だよ」
「そっか...
私の思い過ごしだったみたい。
ごめんね、こんな時間に」
「...璃子
今から会える?」
「え?!」
「聞きたいことがあるんだ」
「... いい よ」
かなり戸惑いがちだ
「今からマンションに行ってもいい?」
「う ん いい よ...」
璃子は戸惑いながらも承諾してくれた。
「じゃあ、あとで」
「うん」
俺は通話を切り
賢夢のマンションへ向かった。
さすがにこの時間に女性一人の部屋にはいきにくい...。
駅の入口でどうしようかと迷っていると
携帯が鳴った。
ーーなん で...
掛けることも
かかってくることもないだろうと思っていた番号。
しばらく前に賢夢から無理矢理聞き出した番号だった。
「もしもし」
そっと携帯を耳に当てる
「陵ちゃん?」
「どうした?」
「なんか...
陵ちゃんのことが気になったから...」
「なんで?」
「なんか
ごめんね」
「なんで謝るの?」
「わかんない...」
「謝る理由がなかったら
謝るなよ」
「そうだね...」
そして沈黙が続く
「どうしてこの番号知ってるの?」
「あ、坂井くんがアメリカに行く前に教えてくれて...」
「そう」
「ねえ、陵ちゃん
大丈夫?」
な訳ない...けど...
「大丈夫だよ」
「そっか...
私の思い過ごしだったみたい。
ごめんね、こんな時間に」
「...璃子
今から会える?」
「え?!」
「聞きたいことがあるんだ」
「... いい よ」
かなり戸惑いがちだ
「今からマンションに行ってもいい?」
「う ん いい よ...」
璃子は戸惑いながらも承諾してくれた。
「じゃあ、あとで」
「うん」
俺は通話を切り
賢夢のマンションへ向かった。