淡雪
第18章 結婚の波紋
「陵ちゃんの感情が
ものすごい勢いで私のなかに入ってきた」
「... 」
ーーそん な...
「嫌な感情ではなかったけど
ビックリしたっていうか
怖い...訳じゃなかったんだけど
初めてのことだったから 混乱した」
そういうとコーヒーを一口飲んだ。
「優しい感情だったよ。
だけど強かったから...」
「ごめん...」
何を言えばいいのか...
「それでね
教授に聞いたの。
これは何?って
その時教授は教えてくれた。
母のこと、自分は養女だってこと
特別な力を持つ人間なんだってこと。
まだ小さかったけど真剣に話してくれた。
教授が知る限りのこの力のこと
そして...
安易に人には触れてはいけないこと。
だから もう陵ちゃんに近づいちゃいけない
って思った」
璃子は優しく笑う。
「そうだったんだ...」
「だから、陵ちゃんのせいだけど
陵ちゃんが嫌で避けていた訳じゃないの。
あんまり感情を取り込むと命に関わるって言われたから
力がコントロール出来るようになるまでは
あんまり人に触れないようにって言われて...
しばらくの間学校も休んでいたの」
「そんなに...
ごめん 璃子
俺のせいで...」
俺にはこれしか言えない...
ものすごい勢いで私のなかに入ってきた」
「... 」
ーーそん な...
「嫌な感情ではなかったけど
ビックリしたっていうか
怖い...訳じゃなかったんだけど
初めてのことだったから 混乱した」
そういうとコーヒーを一口飲んだ。
「優しい感情だったよ。
だけど強かったから...」
「ごめん...」
何を言えばいいのか...
「それでね
教授に聞いたの。
これは何?って
その時教授は教えてくれた。
母のこと、自分は養女だってこと
特別な力を持つ人間なんだってこと。
まだ小さかったけど真剣に話してくれた。
教授が知る限りのこの力のこと
そして...
安易に人には触れてはいけないこと。
だから もう陵ちゃんに近づいちゃいけない
って思った」
璃子は優しく笑う。
「そうだったんだ...」
「だから、陵ちゃんのせいだけど
陵ちゃんが嫌で避けていた訳じゃないの。
あんまり感情を取り込むと命に関わるって言われたから
力がコントロール出来るようになるまでは
あんまり人に触れないようにって言われて...
しばらくの間学校も休んでいたの」
「そんなに...
ごめん 璃子
俺のせいで...」
俺にはこれしか言えない...